金継ぎの工程

金継ぎは漆芸のなかの一つの技術です。
伝統に裏打ちされた、数々の技法を駆使し、器を再生いたします。
すべて天然素材の本漆を使用し、修復後も安心してお使いになれます。

大切な思い出の器

毎日使っているお気に入りの器。

⬇︎

破損してしまった

割れ・ひび・欠けなどの状態に・・・。

⬇︎

素地固め

割れた断面などに、生漆を吸い込ませる。

⬇︎

接着

割れた部分に糊漆をつけて、器をくっつける。
糊漆は、米糊と生漆を混ぜ合わせて作ります。
ボンドは使用しません。

⬇︎

接着部の補強

接着部やひびの入った部分に生漆をたっぷり吸い込ませる。
  器の「表側吸い込み→乾燥→裏側吸い込み→ 乾燥」
接着部の補強と完全な水漏れ防止作業を施す。

⬇︎

錆をつける(数回)

錆漆で欠損部を成型していく。
何度か「 錆付け→乾燥→水研ぎ」を繰り返し、元の形を形成します。
錆漆は、砥の粉+生漆で作ります。

⬇︎

中塗り(数回)

中塗漆で継ぎ部分を幾重にも塗り重ねていく。
その都度 水研ぎをし、
  凹凸がなくなるまで「中塗→水研ぎ」をくりかえす。

⬇︎

蒔絵

中塗りで凹凸が完全になくなったら、
絵漆で継ぎ部分を「地塗り→金粉蒔き→乾燥→粉固め→磨き」
きれいに金粉が輝いたら、金継ぎの完成です。

漆・砥の粉・米粉・金属粉などの天然素材を使いますので完成後も安心したお使いになれます。
欠け・ひびは1ヶ月ほどの修復期間、割れは2ヶ月の修復期間をいただいております。

        いにしえから伝わる漆芸の修復技法「金継ぎ」。
                                                         お気に入りの器を思い出とともに再生いたします。

うるし・漆・URUSI

「うるし」は漆の木の樹液です。

塗料としての皮膜面は強度があり、また接着力も強い素材です。(抗菌作用もあります。)
漆を乾燥させた粉は、漢方薬にも使用されるぐらいです。
古来からの天然塗料で、安心な自然素材です。